●美魔女な龍王妃は家出中●

2(3/3)―家出表明

※R18表現があります。ご注意ください!

「ま、マリちゃん。」
「うっさいわね。ちょっと黙ってなさい」
押し倒したジュライアーツの上に馬乗りになったマリエッタは、さっさとジュライアーツのズボンを脱がせにかかる。
「まっ、マリちゃんっ。どうしたの? えっ?え?え? あっ、駄目だよっ、ズボンがっ。あっ、やめてっ、パンツが脱げちゃうっ」
「パンツが脱げちゃうじゃなくて、脱がしてるんだよ。少し黙ってろ、今犯してやるから」
「……」
マリエッタのいきなりの言葉に固まってしまったジュライアーツだったが、徐々に頬を染め、両手で拳を作り口元に持っていく。いわゆるぶりっ子ポーズだ。
「えっ、だって、まだ明るいし~。あっ、違うよっ、嫌っていうんじゃなくって~。恥ずかしいっていうか~。このごろ公務が忙しくってマリちゃんと仲良くできなかったから~。きゃっ!嬉しいっていうか~。ああぁんっ、だめっ、いきなり触っちゃだめぇ~」
だらだら喋るジュライアーツのことなど歯牙にもかけず、マリエッタはさっさとパンツをはぎ取ると、夫自身を取り出す。
すでに少し反応しているそれをやわやわと揉みしだき、硬度を上げさせる。
「あんっ、マリちゃん早すぎっ、やんっ、すぐイっちゃうから。だめっ」
「だいぶ固くなった。いっちゃっていいわよ。何回だってイかせてあげる」
すでに先走りは溢れており、マリエッタの手を濡らす。滑りのよくなったそれを強弱をつけて扱きながら、袋へも愛撫の手を伸ばす。
「あんっ、だめっ、マリちゃん。イっちゃうからっ、イっちゃうから手を離してっ」
身を捩り逃げようとする夫の腰をガッチリと固定し、夫自身の先端を親指でグリグリとなでながら、夫が身を捩らせるのとタイミングを合わせて、先端を抉るように押す。
「きゃうっ!! あっ、あっ、あうっ……」
とうとう耐え切れなくなったジュライアーツがマリエッタの手の中に白濁を放つ。
手の中の夫自身は柔らかくなり、ジュライアーツは荒い呼吸を繰り返しながら、小さく震えている。
「マリちゃん、キスして」
深窓の姫君が裸足で逃げ出すような憂いある表情の夫にマリエッタは唇を寄せる。初めはそっと唇を重ねるが、ジュライアーツが焦れたように唇をそっと開くと、そこにスルリと舌を差し込む。歯列をなぞり、恥ずかしがるように逃げるジュライアーツの舌を絡め取り、甘噛みして、吸い上げる。
「ふあぁっ」
堪らなくなって唇をジュライアーツが離すと、そのままマリエッタは夫自身へとその唇を寄せる。
「だめっ、そんなことしちゃダメ。汚いよっ。マリちゃん駄目っ」
「んふふふ。後何回イけるかしらね」
固さを失った夫自身をペロリとひと舐めすると、一気に銜え込む。
「ああん。マリちゃん。マリちゃん」
ジュライアーツ自身、自分の股の間にいるマリエッタの頭を離したいのか、もっと押さえつけたいのか判らない。
マリエッタは徐々に固くなっていく夫自身を唇と舌で舐め、吸いつき、甘噛みする。 喉の奥まで迎え入れ、口の中で転がす。
ジュボジュボと湿った音がジュライアーツの耳に届き、どうしようもない羞恥に見舞われる。
すぐに射精感が込み上げてくるが、マリエッタの口の中に放つことはできない。
痺れるような快感をなんとかやり過ごす。
「離してっ、お願い。マリちゃん離して」
「出しちゃいなさいよ。まだまだ頑張ってもらわないとね。これから先が長いんだから」
自分自身を咥えながらニンマリと嗤う妻を見た瞬間、ジュライアーツはとうとう2回目の精をマリエッタの口の中に吐き出してしまった。
躊躇いなく全てを飲み下すマリエッタ。
「さあ、まだまだいくわよ」
小さく震えるジュライアーツは、強い力を放つ深紅の瞳を、見つめることしかできなかった。